記事: 愛犬が吠える理由と正しいしつけの方法とは?吠える6つの原因を解説!

愛犬が吠える理由と正しいしつけの方法とは?吠える6つの原因を解説!
「吠えてしまうから、安心して散歩できない」
「ごはんの時間になったら、必ず吠えて困る」
このように愛犬が吠えることに対し、困惑や焦りを感じてしまう飼い主さんは少なくありません。
しかし、犬にとって「吠える」は、人間の「話す」と同じことです。吠えるには必ず犬なりの理由や心理が隠されています。
本記事では、愛犬が吠える原因と正しい対処法を詳しく解説します。大切なのは、力ずくで抑え込むことではなく、愛犬の心に寄り添い、正しく理解することです。

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吉田 未夢
岡山理科大学卒業後、ドッグスクールにて犬の訓練士(ドッグトレーナー)として活動。犬の行動と心理を深く理解し、問題行動の改善やしつけ指導を通じて、飼い主と愛犬がより良い関係を築けるよう努めている。これまでの経験を活かし、犬の一生に寄り添いながら、飼い主が安心して笑顔で過ごせるサポートを行っている。
愛犬の心理状態を見極める

愛犬の心を知るためには、愛犬を観察するだけでなく、愛犬と向き合う「飼い主さん自身の心の状態」にも目を向ける必要があります。犬の心理は、隣にいる飼い主さんの感情に大きく影響されます。
愛犬が今どう感じているのかを探るヒントとして、まずは私たちの心が愛犬にどのような影響を与えているのかを考えてみましょう。
飼い主さんの心は愛犬に伝染する
たとえば散歩中、愛犬が吠えたときに「周りに迷惑をかけたらどうしよう」とおどおどしていませんか?
犬は人の感情を敏感に察知します。飼い主さんの不安や焦りは愛犬にダイレクトに伝わり、愛犬も不安になったり、焦ってしまいます。その結果、「自分が家族を守らなきゃ」と吠えを強めさせたりする要因となります。
一方、愛犬が興奮したりパニックになっていたりする時に飼い主さんが落ち着いていれば、愛犬も大丈夫なんだと安心して落ち着けます。
「自然な姿」を理解する
犬にとって吠えることは本来、ごく自然なコミュニケーション手段です。人間社会で共生するために「吠えない」ルールを教えることは、ある種、人間の都合を押し付けている側面もあります。
だからこそ、ただ一方的に直そうとするのではなく、まずは本来の犬としての姿を認めてあげてください。
「吠えなくても、大好きな飼い主さんは自分の気持ちを理解してくれている」と愛犬が確信したとき、吠えは自然と落ち着いていきます。
正しい「無視」と「絆」
しつけにおいて「無視」を選択することもありますが、それは不適切な「行動」に反応しないためのものであり、愛犬の「気持ち」まで無視することではありません。
何に対して吠えているのかを正しく理解し、それに応じて環境を整えたり、安心させたりする対応は、決して無視ではありません。
愛犬の心の動きに寄り添い適切に応えることで、関わり方は劇的に変わり、絆はより深いものへと進化します。
愛犬が吠える原因と心理状態

愛犬の吠えには必ず理由があります。
愛犬が今、何を伝えようとしているのか。その背景にある主な原因と心理状態を6つのパターンでご紹介します。
吠え癖を根本から解決するために最も大切なのは、叱ることではなく「原因を正しく突き止めること」です。
愛犬が「何に対して」吠えているのか、どの心理状態に近いのかをまずはじっくり観察して理解することから始めてみましょう。
望みを叶えたい
ごはんや散歩の時間が近づくと吠えたり、おやつをおねだりして吠えたり……。これらはすべて、自分の望みを叶えようとする「要求吠え」です。
実は多くの場合、飼い主さんの何気ない反応が「報酬(ご褒美)」となり、吠え癖を悪化させています。
おやつをあげるのはもちろん、「目を合わせる」「声をかける」といった些細なリアクションも、犬にとっては立派なご褒美です。
「吠えれば注目してもらえる」と学習してしまうことで、より強く、激しく吠えるようになってしまいます。
警戒している
チャイムの音や通行人などに吠えるのは、犬なりの「報告」でもあります。本来、群れのリーダーに「誰か来たよ!」と警告(吠え)を出すのは犬の本能的な行動でした。
この本能的な行動に、その子の持つシャイな性格や正義感の強い性格などが加わることで、警戒吠えの度合いが増します。
加えて、実は犬の視力は弱く、外の世界はぼんやりとしか見えていません。「正体がよく分からない不安」から、吠えて相手を確認しようとする防衛本能も働いています。
つまり警戒吠えは、愛犬なりの使命感と不安、そして個々の性格が混ざり合った行動です。
興奮している
一度興奮のスイッチが入ってしまうと、理性よりも感情が上回り、わかっていても吠え続けてしまうことがあります。
吠えることでさらに心拍数が上がり、興奮が加速するため、人も止まりたくて止まれないパニックに近い状況かもしれません。元々エネルギッシュな性格の子ほど、このブレーキが外れやすい傾向にあります。
ストレス・退屈吠え
犬にとって「吠える」という行為は、実は大きなストレス発散になります。人間がカラオケで思いきり歌ってスッキリするのと同じように、声を出すことは犬にとって本能的なデトックスなのです。
そのため、運動不足やコミュニケーション不足で退屈がたまると、余ったエネルギーを「吠え」として外に出そうとします。これはワガママではなく、本能的に自分を落ち着かせようと心のバランス調整をしている状態です。
こうした吠えは、愛犬からの大切な「SOS」だと思ってください。犬は私たちが想像する以上に、とても繊細な生き物です。
ただ「うるさい」と片付けるのではなく、何がストレスや退屈の原因になっているのかをしっかりと把握し、心を満たすためのアプローチをしてあげましょう。
社会性が不足している
他の犬や人に慣れていないと、どう接していいか分からず、つい吠えてしまうことがあります。
犬にとって吠えることは大切なコミュニケーション手段の一つですが、社会性が不足していると、その使い分けがうまくできません。
相手への興味、怖さ、近づいてほしくないという不安……。そうしたさまざまな感情が一気に押し寄せ、頭の中がパニックになってしまうのが社会性不足による吠えの正体です。
この状態は、興奮や警戒、さらには要求など、あらゆる吠えの原因の引き金となってしまいます。ただ吠えているのではなく、「どうすればいいのか教えて!」という困惑のサインかもしれません。
飼い主と離れる不安(分離不安)
飼い主さんの姿が見えなくなると、強い不安に襲われて吠え続けてしまう分離不安と呼ばれる心の状態です。犬にとって、大好きな飼い主さんと離れることは、単なる寂しさではなく、恐怖になってしまっています。
分離不安は、愛犬が飼い主さんを深く信頼している証拠であると同時に、飼い主さんもまた、愛犬を心から溺愛してきた結果でもあります。お互いを想う気持ちが強いからこそ、離れることが人一倍辛くなってしまいます。
この強い絆を、これからは「離れていても安心できる」という新しい形の信頼へと、少しずつ変えていくことが大切です。
吠え癖を改善する正しい対処法

愛犬が吠える理由を理解できたら、次はそれぞれの心理状態に合わせた具体的なアプローチを実践していきましょう。
大切なのは、無理に吠えを抑え込むのではなく、愛犬の「伝えたい気持ち」を汲み取りながら、人間社会で穏やかに過ごすための新しいルールを一緒に学んでいく姿勢です。
望みを叶えたい「要求吠え」への対策
要求吠えが始まったら、徹底的に「無視」を貫きましょう。もし、つい反応してしまいそうな時は、一度その場を離れて別の部屋へ行くのも非常に効果的です。
「吠えても飼い主さんがいなくなるだけで、何も得られない」と強く印象づけることができます。
また、散歩やごはんの時間に合わせて吠える場合は、あえて毎日1~2時間程度時間をずらしてみるのも一つの手です。決まったルーティンを崩すことで、「吠えれば時間になる」という誤った学習をリセットできます。
大切なのは、愛犬が自ら吠えるのをやめて静かになった瞬間です。そのときはすかさず思いきり褒めてあげてください。
「吠えても何も起きないけれど、静かにしていれば良いことがある」と新しいルールを学習することで、愛犬は自分から進んで吠えないという選択ができるようになります。
「警戒吠え」への対策
警戒吠えを落ち着かせるには、防衛本能を抑えるために安心感を与えることが重要です。
まずは、人や音など警戒の原因となっているものに、少しずつ慣らしていきましょう。
例えば、インターホンの音に敏感な場合は、愛犬が気づかないほどの小さな音量から流し始め、静かにしていられるようになったら、少しずつ音を大きくしていきましょう。
このとき、決して叱ってはいけません。叱るという刺激を与えると、犬はさらに警戒を強めてしまうからです。むしろ、遊んであげるなどして、意識をそらしてあげましょう。
「怖がらなくても楽しいことが起きる」という成功体験を積み重ねることが大切です。
興奮による吠えへの対策
興奮吠えを抑えるために最も大切なのは、興奮させすぎない環境を作ること、そして興奮してもすぐに落ち着ける状態へと導いてあげることです。
愛犬が興奮して吠えているとき、飼い主さんが大きな声で制止しようとすると、犬は「飼い主さんも一緒に吠えて応援してくれている!」と勘違いし、さらにヒートアップしてしまいます。
まずは飼い主さん自身が、静かで冷静な態度を貫くことが、愛犬の興奮を鎮める第一歩です。
理想的なのは、どんなにテンションが上がっている時でも、名前を呼んだり声をかけたりすれば、すぐに飼い主さんのもとへ意識を戻せる状態です。
日頃から、遊びの最中に一度「お座り」や「待て」を挟んで落ち着かせるなど、「興奮のスイッチを自分で切る練習」を積み重ねていきましょう。
ストレス・退屈吠えへの対策
運動不足などから来るストレスや退屈は、単なる運動だけでなく「頭を使う遊びや訓練」が非常に効果的です。
しつけやコマンドの訓練などは、犬にとって想像以上に脳のカロリーを消費します。頭を使うことは体力消費も激しいため、短時間でも大きな満足感を与えることができます。
雨の日や飼い主さんの体調が悪い日など、外での運動が十分にできない時こそ、室内で頭を使うトレーニングや知育遊びを取り入れてみましょう。
脳への心地よい刺激が、退屈からくるストレスを発散させ、愛犬を安眠に導きます。
社会性不足による吠えへの対策
吠えの原因が警戒や要求であっても、その根底には「社会性不足」が隠れていることが少なくありません。この場合、最も必要なのは、人や犬、車の音など、外の世界の刺激に少しずつ慣れていく「社会化トレーニング」です。
理想的なのは生後2〜3ヶ月の黄金期ですが、現実はなかなか上手くいかないものです。しかし、決して遅すぎることはありません。大切なのは、焦って無理に慣らそうとしないことです。
急ぎすぎると、かえって恐怖心を植え付けてしまうこともあるため、まずは愛犬の歩幅に合わせて、ゆっくりと進んでいきましょう。
今日から始める新しい経験の一つひとつを、愛犬とたくさんの思い出を作るチャンスだと捉えてみてください。
一歩ずつ世界を広げていく過程そのものが、愛犬との絆を深めるかけがえのない時間になっていくはずです。
分離不安による吠えへの対策
分離不安を克服する鍵は、自立心の育成と「必ず帰る」という安心感の積み重ねです。
まずは、数秒からでもいいので「飼い主さんがいなくても平気だ」と思える時間を延ばしていきましょう。部屋を出てすぐに戻る練習を繰り返し、たとえ1秒でも「静かに待てた」という成功体験を作ってあげてください。
ここで重要なのは、吠えている間には戻らないことです。泣き止んだタイミングで戻ることで、「静かにしていれば帰ってくる」という正しいルールを教えられます。
また、愛犬が安心できる環境を整えることも大切です。飼い主さんの匂いがついた服や、安心できるクレートを用意してあげるなど工夫してあげましょう。
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両手が空くから、愛犬に安心感が伝わる

飼い主さんの心の安定は愛犬に伝わります。PALOPAのショルダーバッグは、両手がフリーになるため、リードさばきに余裕が生まれます。
飼い主さんが焦りから解放されることで、愛犬も自然とリラックスした状態を保てるようになり、吠えの原因に対する恐怖心を軽減することができます。
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❼❽❾動画なので最後まで見てね *
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※一部抜粋
※こちらはタイアップ投稿です
まとめ
愛犬の吠え癖を改善することは、愛犬との新しい信頼関係を築き直すための大切な時間になるのです。
吠えの原因が要求であれ不安であれ、根本にあるのは「自分の気持ちをわかってほしい」という愛犬からのメッセージです。飼い主さんが冷静にその心を受け止め、適切な環境を整えてあげれば、愛犬も必ず応えてくれるはずです。
